牧野利作さんの石仏

 

長い間称名寺の境内で牧野さんが挑戦していた石仏がついに完成し
住職の開眼供養のお祈りで不動明王が誕生しました。

牧野さんは私たち竹のサークルの最長老です。
竹はしなやかで軽くコツさえ飲みこめばそれほど体力を使わなくても出来ます。
しかし石彫は体力、気力、忍耐が必要。     
その最長老87歳の牧野さんがハンマーとノミだけで祈りを込めながらの作業でした。
そして遂に完成、年齢を感じさせないパワーに改めて敬服しました。

出来たてのお不動さんは何処か人間味があり親近感があります。

これからの風雪が、歳月が貫録を与え、お寺にお参りに来る人の願いや祈りを受けとめる
ことにより魂も宿って行くことでしょう。
古い石仏を見ると名もなき人が掘った石仏の方が親しみが湧き、愛される存在になるものです。

竹の仲間も集まり、牧野さんの労をねぎらいながら称名寺のすばらしいロケーションの中
秋を満喫しました。

祝いには、もちろんカッポ酒が欠かせません。