部屋の中のオリヅルランの植木鉢の中に、見慣れた雑草が生えて来た。
引き抜こうとしてよく見たら、以外と可愛い。
細い茎にハート形の葉が三枚、首をかしげるような可憐なしぐさ。
思わず手を引っ込める。
庭に出て冬枯れの植木鉢の中を見ると色や大きさも違うものがある。
辞典で調べて見て「カタバミ」と云う名の草だと解る。
夜暗くなるとハート形の葉を閉じてねむるところも可愛い。
ところが辞典には雑草中の雑草で引き抜きづらく、絶やすのが大変らしい。
その生命力にあやかろうと昔から「家紋」として代表的存在だとか。
本格的な春になったら、可憐だなどと云ってられないか!