日登美さんちの四人のこども


ある日お腹の大きな若い女性がお店に来て、スズ竹の買出し籠や弁当箱を買っていった。
一年後、出版社から「日登美さんちの四人のこども」という本が送られてくる。
その本にはあの時の彼女と家族の写真が一杯載っていた。
しかも、あのお腹の中には双子の赤ちゃんが入っていたのだ。

日登美さんは有名なモデルさんで、今や四人のこどものママ。

本の中身は彼女の家族のライフスタイルが、美しい写真と共に載っている。
自然に身を置き、ゆったりとこども達と向き合い、遊び楽しむ。
食べ物や、身の回りのものは本物にこだわる。

写真の中の竹のかご達は、家族の仲間のよう。
自然素材のやさしさ、本物の持つ耐久性や使い込む物への愛着が伝わる。

最近、若い女性から籠の問い合わせがくるようになった。

「また日登美さん効果だよ〜」
「うれしいね!」