今年の骨休めは3日から雪の青森へ
北へ向かう人の群れは誰も無口でした。
極寒の十和田湖と奥入瀬渓谷。 ホテルやお土産屋は閉店していて観光客は殆どいない。 僕達を乗せて行ってくれたバスの運転手さんも呆れ顔で 誰も通らない雪道をぶっ飛ばす。
雪の津軽平野を走る津軽鉄道のストーブ列車がとてもよかった。 電車のおねーさん(トレインアテンダントという)がとてもよかった。 ストーブでするめを焼いてくれ、ちぎってくれ、話し相手もしてくれる。 車掌さんも話しに加わり車中はなごやか暖かい。 津軽弁も教わり、ほろ酔い気分のおじさんは45分の旅に大満足。
金木町の太宰治の生家に立ち寄る。 彼が津軽に生まれたこと、生家が大地主だったこと 六男坊で育ったこと、などが文学に影響しているのだという。 ボランテアの方の説明も親切で丁寧。 贅を尽くした家はその作りにも当時の身分制度や貧富の差も 想像させられ、少し憂鬱な気分に。
津軽の旅はやはり冬がいいですね。