おかめ笹の竹細工と震災
 

竹の仲間の皆さま、いかがお過ごしですか?
言葉に出来ない悲しみと不安な日々が続いています。
それでも春の気配は確実に近づいています。
 僕と牧野さんとで計画しました。
  「おかめ笹の籠作り、チャリティー一日教室」
4月11日(月曜日) 9時30分〜16時
場所 今泉 称命寺 (例年 花見でお世話になる寺)
費用 1000円 (全額 被災者義援金へ)
軍手、はさみ、弁当、のみもの各自
「ぜひ参加!」の方は各サークルの日に返事を。
   有意義な一日になることを祈って................



 震災一カ月後の4月11日、竹の仲間が22人集まりました。
例年、花見の宴で集う広場は、去年と変わらずに春の花が咲き誇っていました。
牧野さんの指導のもと、おかめ笹の果物籠はそれぞれの個性にそった(?)
出来あがりで、皆さん満足されたことでしょう。

 おかめ笹は直径5ミリのひょろ長く柔らかな庭園に植えられている竹です。
一本では頼りなげな存在ですが数を集めて知恵を出せば、かくのごとく強靭な籠が
できるのです。
今回のチャリティーにふさわしい素材だとあらためて思いました。

 出席された方と、欠席でも寄付して頂いた分の義援金は早速郵便局より送金させて
いただきました。
詳しくは次回のサークルで報告いたします。     ありがとうございました。

休肝日 震災義援金

一日の終わりの楽しみは晩酌である。
「今日は寒いから熱燗だ」などと......
一年365日の内300日以上は飲んでいた。

震災後二日目から決めた。
飲まない日は500円を義援金に。
無理をしない、長く続けられる貧者(?)の一灯だ。

ペットボトルが一杯になるころ、僕のメタボは解消
されるだろうか。

先日、知人が竹のスプーンを買いに来た。
おつりの小銭を渡す時、そうだ義援金にしてもら
おうと「休肝日 義援金」の話をしてボトルを見せた。
にやにやしながら聞いていた彼は、お釣りはボトル
ではなく小銭入れにしまわれてしまった。
(ん〜残念)と心の中で思っていたら、あらためて
財布から千円札を出して入れてくれたのだ。

実に粋である。
ますます、好きになる。