カラーコーディネーター     

青空のきれいな朝、近くのマンション建設現場の高いクレーン車に見とれてしまった。
キリンのように青空に突き出した首は、赤と白のボーダー柄。
空の青さの中、すっくと立ってオシャレだ。

重機といえば以前はさび色や黄色で薄汚れた印象のガテン色(?)だったような気がする。
爽やかで軽快なボーダー柄の働き者はマンション購入検討者に出来上がる前から好印象を
与えているような気がする。
周りの住民もこのキリンさんには警戒心も薄らぐような気がする。
購入して住む人たちもみんなオシャレな人達のような気がする。

「んーん、企業ってすごいなあ」
密かにこんな効果を狙って重機にさえカラーコーディネートしてたんだ!

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以前「坂道あれこれ」の写真を七里ガ浜に撮りに行った時、
信号待ちしていて撮った写真で、平凡なのに妙に気に入る一枚があった。
「そうだ、カラーだ!」
信号機の赤い色がとてもいいのだ。
黄色でも青でもなく偶然赤だったから。

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秋は干し柿作りを楽しみにしている。
柿も青空が似合う。
柿色と秋の凛とした青空。
干し柿を作るカミさんも空を見上げて笑顔になる。

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切りたての青竹はどんな色が似合うのかなあ。
竹の緑色.............花ならどんな色にも合わせてくれる優しさがあるんですね!

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そうか、誰もがカラーコーディネーターなんだ。
服装や、調度品、風景。センスを磨いて僕もこれからカラーコーディネーターの仲間入り。