建長まつり     


けんちん汁は、鎌倉建長寺が発祥の地であることは知られている。
その美味しい「けんちん汁」を当の建長寺が5000食ただで振舞うという情報を得た。
建長まつりという寺の秋のイベントの目玉だ。

新聞、マスコミ等で取り上げられたので、当日北鎌倉駅から他のお寺には目もくれず、
足早に建長寺に向かう人々の群れに出会う。
僕たち(かみさん)も、遅れてはならじと思わず足早になる。
建長寺ではまだ10時前だというのに早くも長蛇の列が出来ていた。
最後尾というプラカードを持った人の後ろに並ぶが、難民が食糧配給を待つ心境。
「ん~もういい!、俺いらない」、かみさんは「せっかくだから私はたべる!」
これだから女性のほうが逞しいのだ!

秋晴れの建長寺は紅葉もちらほら、自然を身近に感じ、歴史に思いを馳せ、しかも
美味しいものがただ!
これぞ絶好の休日の過ごし方だと、みんなニコニコ顔。

5000食を作る鍋は芋煮会で知られる山形から借りてきたとのことで、スタップの人たちも
張り切っている。
大鍋から汲み取れられたけんちん汁は、どんどんお椀に入れられ、手早く難民に渡される。
しかも、ミス鎌倉の笑顔の手渡しである。
いつの間にか、かみさんも旨そうに食べているではないか!
「ん~ん、おれ難民もやぶさかでない」

元祖!けんちん汁は美味しかった。
そして・・・ ミス鎌倉は奇麗だった。

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