「おかもとシアター」へようこそ


新型コロナ禍のために、家を出られないので閉塞感が続き参りますね。
家族が察して僕が退屈しないようにと映画配信で映画やドラマを観られるようにしてくれました。
やはり、若いころ観た映画をもう一度見たい。
あの頃に戻りたい!。(無理です)
そんな話をライン仲間にしていたら「面白いからそれラインに載せてよ」
年齢も近いこともあるので「うん、やってみよう」感動を共有したいんですね。
こんな時(コロナ禍最中)だから楽しい映画を選びました。
音楽が絡めばなお楽しい。
ここに載せた以外に「シャルウィーダンス」「雨に歌えば」「ラ.ラ.ランド」 「ティファニーで朝食を」「お熱いのがお好き」「グレンミラー物語」 「アパートの鍵貸します」「釣りバカ日誌、シリーズ」
何度見ても新しい発見があり、ニヤッとしたりワクワクしたり、楽しんでいます。


    歌も懐かしい「黄色いリボン」


  ジョンフォード監督、騎兵隊三部作の一つ(僕はこれが一番好き)
  ジョンウェイン主役

勇敢、統率力、部下への配慮などなど、退役まじかの隊長役をジョンウェインが カッコ良く、しみじみ演じます。脇役がまた良いのです。
題名にも表れているように、戦闘場面は少なく他の西部劇には無い洒落た 味わいが散りばめられています。
こんな古い映画なのに見るたびに、さすがジョンフォード監督だなあと嬉しくなります。
その後アメリカのポピュラーソングで「幸せの黄色いリボン」や、その歌からの ヒントで山田洋二監督は高倉健,倍賞千恵子主演の「幸せの黄色いハンカチ」 を作りました。(この映画も大好きです)




    古い西部劇の名作 「真昼の決闘」


  ゲーリークーパー、グレースケリー主演

映画はその日の時間(午前10~12時半ごろ)とほぼ同時に進むのでサスペンス感が増します。

花嫁は非暴力主義者。結婚式を終え保安官を辞めて町を去る日、思いもかけず 悪漢一味が保安官への復讐のため帰って来る知らせが入ります。
かって奴等から町を救った保安官の頼みに「そのまま町を去って行ったら!」など住民エゴで 誰も助けようとしない。その間どんどん決闘の時間は迫り、一人で対決することになります。
最後は、花嫁が思わず撃った銃に助けられ決闘は終わります。
わらわらと集まってくる町の人たちを睨みつけ、保安官バッジを地面に捨て、二人無言で 町を去って行く。
バックにはデミトリーテオムキン曲 フランキーレイン唄「High Noon」が流れる。
良い時代の西部劇ですね。
ゲーリークーパーはアカデミー賞を取り、グレースケリーはモナコの王妃となりました。




    また、リクエストにお応えして西部劇「荒野の決闘」


  これも古いんですよ。良いのかなあ?

ジョンフォード監督の伝説的な名作、実際の題名は「My Darling Clementine」 実存した保安官ワイアットアープとクラントン一味との決闘を題材。
ワイアット役はヘンリーホンダ、仲間になるドグホリディー役をビクターマチュア。
その許嫁のクレメンタイン(題名なんですね)という名のお嬢さんが東部からやって来る。
ワイアットとクラントン一味とのOK牧場の決闘の映画は幾つも作られているので省略。
映画のラストシーンでワイアットがクレメンタインに好きと言えず、去り際に 「僕はクレメンタインという名が好きだ・・・」いいセリフ・・・!
「オー マイ ダーリン クレメンタイン」は日本では雪山賛歌という歌になりましたね。




     超大作「タイタニック」


  コロナの日々・・・あ~映画で良い時間を過ごします。
  ジェームス キャメロン監督  1997年作品
  レオナルド デカプリオ   ケイト ウィンスレット主演

当時の映画収入で世界最高を記録。今回も楽しく観ました。
英国客船タイタニック号の沈没を題材に、貧乏な青年と上流階級の女性とのラブロマンス。
後半は迫力ある大パニック映画に仕上げてあり、今見てもすごい映像です。
生き残った彼女の(百歳を過ぎた)回想をたどる物語なのでラストも穏やかに終わります。
良くできた映画だなあと改めて思いました。
主題歌はMy Heart Will Go On  セリーヌ・ディオンでヒットしましたね。




    アクション映画といえば「ダイハード」


  ハラハラ、ドキドキしたい人必見ですよ。特にクリスマスシーズンに!

1988年大ヒットしたブルースウィルス主演のアクション映画。
ちなみにダイハードとは(なかなか死なないしぶといやつ)という意味らしいです。
ダイハードシリーズは「4」まであるらしいですが「2」までしか観ていません。
これも面白かったなあ。
エンディング曲が共通でXmasソングの「レットイットスノー」
いつも事件はクリスマスイブに起こりハラハラ、わくわく、ドキドキのなかで解決。
エンディングとともに軽快なこの曲が映画の余韻をハッピーな気分に変えさせてくれます。




    語り継がれる「カサブランカ」


  ん~。また古い映画です。1941年制作だって!

その美しさに世界中を魅了した イングリット バーグマン
男のダンディズムといえば ハンフリー ボガード
ナチス占領下のフランス領カサブランカが舞台。
あらすじは省略します。
有名なセリフ(志村けんさんなどのパロディーでも使われた気がする)
女「昨日はどこにいたの」 男「そんな昔のことは覚えてない」
女「今夜会ってくれる」  男「そんな先のことは分からない」
主題歌の「アズ タイム ゴー バイ」はもうスタンダードナンバー。
映画ではお抱えのピアニストに「もうこの曲は弾くなと言っただろう!」といって 振り返ると、懐かしい彼女がそこに・・・。

阿久悠さんが沢田研二さんに作った「カサブランカダンディー」や 郷ひろみさんの「哀愁のカサブランカ」もこの映画の影響ですね。
良い映画の力って凄いですね。




    やっぱり あの「エデンの東」


  1955年 エリアカザン監督  ジェームス ディーン主役

若い人たちは「何?・・・知らない・・・」
まあ、そう言わずに。僕の世代はすっごく懐かしいんだから。

アメリカ南部、第一次世界大戦の頃が舞台。
父親から兄との差別(去って行った母似の弟)から愛情に飢えた青年の 葛藤、反発,和解までをストーリーにしています。
この映画は弟役のジェームスディーン(愛称ジミー)の魅力につきます。
膝小僧かかえすねたまなざし、ジーパン、スニーカー、Tシャツを無造作に着こなし 猫のようなしなやかな身のこなし、感情のコントロールが下手で、不良っぽく、 いたずら好き・・・でも心はピュアー。
ラストで父親と心が通じ合います。
そしてビクターヤングの「エデンの東」が流れるなか、ENDマーク。

当時の僕らはジミーを真似したものです。様にならなかったし、もてなかった!
ジェームスディーンはその後「理由なき反抗」(これも好きな映画)「ジャイアンツ」 (大作らしかったけど面白くなかった)と三本の映画を撮った後自動車事故で 突然亡くなってしまった。
ファンにとって彼は歳をとらない、、、だからジミーは永遠のスターです。



まだ当分、コロナの自粛生活が続きます。
また「おかもとシアター」で会いましょう。