野山が早春の色を帯びてくると作りたくなるものがある。
それが一閑張りです。
竹籠に和紙を張り、好き勝手に色遊びを楽しむ。
仕事というより趣味か遊びですね。
絵を描いたり、書や色紙や布を下張りした籠にデザインを施す。
普段の竹細工の仕事が主食ならデザートってところか・・・
夢中になってしまう。
下絵の和紙は古い大福帳や明治時代の教科書や謡の本。
「これ使えない?」とお客さんに頂いたものばかりで有難いことだ。
最後に柿渋などの防水仕上げで出来上がり。
店にコーナーを設けて飾ってみる。
絵の具を使ったついでに竹トンボにもデザインしてみる。
(竹トンボがアートしててもいいんじゃないか!)
趣味と実益・・・
買ってくれるファンがいることが
本当に嬉しい!