山葡萄の手提げ

 女性のバッグは流行があったり、ブランド志向だったり、作り手としては難しいですね。

 しかし、一部の愛好家に支えられて地味な山葡萄の手提は確実にファンを広げています。

 今の世の中で、使えば使うほど味が出てきて、流行に左右されず古いほどステータスなバッグが山葡萄の手提です。

 しかし、確実に手や底の角が痛みます。

 「一生使えますよ」
 といって店で扱っている以上、修理ぐらいは出来るようになろうと勉強しました。おかげで山葡萄やくるみの素材の面白さにはまってしまいました。

 今では竹細工の合間に、楽しみながら新しいデザインの手提げや花かごに挑戦しています。