里芋の嘆き

里芋は可哀想だ。
黒くてまわりに毛がくっついていて薄気味悪い。皮を剥く時ヌルヌルしていて滑るし手が痒くなる。
でも旨いね!
味噌汁やイカと煮たり、筑前煮の中に見つけると嬉しくなる。
里芋は田舎者で鈍重、不器用で醜男だけど性格はとても良い。
里芋を見つけるとふと懐かしさを感じる。
故郷の景色、土の匂い、思わず涙ぐんだりしてしまう。
ぜひ応援したい!
それに比べてジャガイモはシテイーボーイか。
カレー、肉じゃが、ジャガバター、フライドポテト。
名前だって男爵、メイクイーンなどと気取っている。
街のレストランやカフェなど何処でも顔を出す。
ああ!里芋は田舎の河川敷で芋煮会が似合うのだ。
サツマイモはどうか。
最近、紫色にメイクしたりして女の子に媚を売って結構モテているらしい。
何がスイーツだ。
焼き芋が一番旨いんだってーの!

昔から里芋を洗うのに専用の竹籠があります。
「芋振り籠」と言って、芋をカゴに入れ水の中でゴリゴリ振ると.泥やヒゲがこすれて落ちて扱いやすくなる優れもの。
四つめが一般的ですが、ざる編みでも六目編みでも大丈夫。

さて、今夜の晩酌用にイカと煮てみました。
旨いねえ!