バンザ～イ！ 会社勤めから解放される日がやってきた。
園芸、 窯元探訪のドライブ、カヌー、 スキー、山歩きなど、渋滞を避けて深夜に運転することもなく、趣味を満喫することができるのだ。
なにごとも、慌てて今日しなくとも、明日やればよい。明日できなければ、明後日でいいのだ。 アスタ・マニャーナ!
こうしたぐうたらな思考のせいで、リタイアしたらやりたいと思っていたことが山ほどあったのに、ほとんどが先送りになった。
気持ちよく晴れ渡った日には、海辺でビールを飲み干し、うたた寝までするようになった。
そんなある日、リタイアしたら地域のボランティアを始めるとよいと言ってくれたマジメな旧知の友、武内さんを思い出し、実行に移すことにした。
ところが、早朝に出勤し夜寝るだけに帰り、土日祝日はどっかに出掛けるか家でボンヤリしているだけの人間には、地域がどうなっているのか、ほとんど分からない。
地元に明るい妻が、公園掃除やアルミ資源処理のボランティアを紹介してくれた。
また、何か習い事もということで、妻が強く勧めてくれた竹細工教室はお気に入りでとても楽しい。
数年遡ってその一端を記してみた。